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13回目の春がきて 誰も知らない場所に花が咲いた 動き始めた 踊り続けた 時計の針を戻すように記憶をたどって まるで玩具に見える 幼き頃の甘やかな秘密をたどって どうか僕にだけ微笑みかけて 柔らかな温もり肌で感じて 8回目の罪がきて 過去に向かってまた戻っていった いつものように天を仰ぐ真似をしながら 虚ろな目で夜が咲いた 朝の光が部屋を包んだ 消えてしまいそうなほどに眩しく泣いていた そうか 僕は気づいた 喜び怒り悲しみ 全てはここにある だから どうか最後まで夢を見させて 咲いているその花が僕は怖かった 純粋なほど憎らしく 奪いたい 壊れてしまえと それでもずっと見つめてる 何の為にお前はそう笑っているの 守り続けたもの 何が正しいか分からなくなってくるよ 26回の僕がきて そこでついに“白”という意味を知る 隠されていた沢山の絵の中から 溢れ出して花が咲いた ほら一面に 白い花が |